車のLEDなど電装系DIY初心者が知っておきたかったこと

今の車は、興味があったこともあり自分で色々と電装系を触ってみた。
オーディオやETC、ロック連動ドアミラー開閉やバック連動ハザード、アーシングなどなど。

ほぼほぼ初めての作業ばかりだったので手探りで進めていったんだけど、自分だったら知っておきたかったなぁということを軽くまとめてみました。

車の電装系って車用品店でもいっぱい関連商品があって手軽なイメージがあるけど、何気にミスると大事故になるようなことでもあるので、よかったら初心者の方は目を通してみてください。

ケーブルの皮膜を剥く時は必ずワイヤーストリッパーを使う

これ重要。
ケーブルを剥く時って、ハサミとかニッパーで周りを切って、残りを手でちぎりながらってやってる人も多いと思う。
でもこの作業って、ワイヤーストリッパーっていう工具で正確かつ簡単にできるんです。

上手くケーブルの皮膜のみ切れるようになっている

参考: ワイヤーストリッパーとは – Weblio辞書

自分は車の電装系を触るまではワイヤーストリッパーっていう工具自体あまり知らなかったんだけど、車の電装系を触るならこれは絶対にあったほうがいい。
特に車の電装系だとある程度の細線系がカバーできるタイプが必要。

選び方はここらが詳しい。
参考:
ワイヤーストリッパーの使い方と選び方。おすすめは?
ワイヤーストリッパーおすすめ18選!用途別の正しい選び方教えます! | 暮らし~の[クラシーノ]

ワイヤーストリッパーには手動と自動の種類がある。
個人的には手動で問題なく使えてる。
自動は使ったことないけど、便利なのだろうか。

手動でも使い方は簡単で、ケーブルをワイヤーストリッパーの切り口にあてて、ちょうどよい太さのところでカットする。
不安ならひとつ大きめの部分で試して、大きければサイズを1つ下げていく。
するとケーブルの皮膜だけがキレイにカットされるので、カットされた皮膜を引っ張ってケーブルから抜くだけ、簡単。

ワイヤーストリッパー自体はamazonやRSコンポーネンツで購入できる。

よくおすすめされてるメーカーが、有名所でベッセルやホーザン。
自分も2種類もってて、ひとつは細線用にベッセルのものを購入した。

黄がベッセル、赤がノーブランド

やっぱり使い心地は、ベッセルの方がサクサクできて良い感じ。
ノーブランドのものはギボシの圧着器具のおまけ的な感じだけど、特に問題なくつかえている。
どちらかひとつといえば、車の電装系ならベッセルの方が0.25の細線にも対応してておすすめ。

ホーザンは少し高いけど、切れ味がよく使いやすいらしい。

何故ワイヤーストリッパーが必要かというと、時短になるのはもちろん、正確に皮膜だけをカットできるという点。
車で使うビニールケーブルは、単線よりもより線の方が多いんだけど、ハサミとかだとたまに中の動線まで切っちゃったり色々とよくないんですね。
これひとつあるだけで、ケーブル関連の作業がかなり楽になって時短にもなるので、買っておいたほうがいいです。

これは車以外でも、オーディオのRCAケーブルをDIYする際にも活躍した。

関連: カナレのL-4E6SでRCAケーブルを自作(DIY)する方法とか音質の感想 | hycko.blog

特にLED系は細線を扱うことが多いので、カッターとかでやると簡単にちぎれたり傷が入ってしまう。
細線使う人こそ、必ずワイヤーストリッパーを用意しておいたほうがいい。

ただまぁよくアーシングとかで使う8sqとか太いケーブルになると、ケーブルの皮膜にもある程度の余裕があるから、正直カッターで残り数ミリまで皮膜を切ってから、ねじって引っ張って済ませるケースもある。

特に太いケーブルには圧着工具も必須

これも一見ペンチで代用できるように見えるけど、かなり違う。

第一に違う点は、圧着端子が抜けないレベルでしっかりと圧着できるという点。
特にケーブルの太さ(ゲージ)が大きいものを圧着する際には必須です。
アーシングやバッ直用ケーブルなど太めのケーブルでは特に必要。

普通のペンチだと一見装着できていても、弱くて抜けてしまうことがある。
ここらのケーブルは抜けて他の部分に電流が通ると大事故になる可能性があるので、しっかりと付ける必要がある。

作業中はバッテリーのマイナス端子を必ず外す

これ、最初は知っていても慣れてくると外さなくなったりするんですよね。
でも電装系を触るときは必ず外しておいたほうがいいです。

端的にいうと、やっぱ予期せぬ事って起こるわけですよ。
想定してなかったタイミングで電流が流れたりとか、それが原因でショートしてしまったりとか。
それをゼロにするためにも、マイナス端子は必ず外しておく。

エレクトロタップは本当に注意して使う

あれ便利なんですよね。
ケーブル挟むだけで接続できて、確かに便利。

でも付け方間違えると簡単にズレて外れるのも事実。
後、ケーブルが挟まってても皮膜がカットしきれてなくて芯に触れてなくて接続できてないとか。

車は運転中は常に振動してるから、こういう揺れで緩んだりしない様しっかりと装着する必要がある。

なので、使うときは本当に注意深く使ってください。
使わずに済むなら使わないほうがいいけど、使っちゃうんだよね。

電装のパーツ関連は意外と故障率高いので疑う

自分は

・ロック連動ドアミラー開閉
・バック連動ハザード
・トルコン&クルーズコントロール
・サンキューハザード

ここらを後付で自分でつけて使っている。

その中のロック連動ドアミラー開閉が2連続トラブル続きという経験をしている。
関連: キーレス連動ドアミラー格納装置 TYPE-E の不良品に2連続で当たった | hycko.blog

この時、まさか買ったばかりの装置が壊れているとは考えもしなかったので、何回も何回も電装系で自分で装着した部分を見直してた。
それでも解決しなかったので、検電テスターも購入してチェックもした。
そしたら、結局装置の不良だったというね。
しかも2連続不良品だったので、当時は本当に混乱しました。

ただこれ、初心者には通電不良か装置の不良かって正直わからないよね。
何回チェックしても動作がおかしかったら、思い切って返品・交換をしてもらうことをおすすめします。

絶縁処理はしっかりと行う

意図せぬ部分でプラスとマイナスが接触すると、簡単にショートすることもあって危険。

ダッシュボード裏とか、オーディオ系を触ってると簡単にギュウギュウ詰めになってしまう。
こういう圧縮率が高い場所こそ、ケーブル系で皮膜がない部分にしっかりと絶縁処理をするように心がける。

特にバッ直でプラスを引き込んでる場合は要注意。

内張り剥がしは使ったほうが良い

内張りって指さえ入れば、そのまま剥がしてやれるじゃんって思ってた。
まぁ実際、そのままバキって外せるんだけど。

内張り剥がしを使った場合の違いとして、内張りへの力のかかり方が変わる。

エーモンの内張り剥がし

指でやると、内張りの先端にのみ力が入ってそのまま剥がすから、たまに内張りが変形したり留め具が壊れてしまうことがあった。
内張り剥がしを使うと、テコの原理で少し奥から剥がすことができるから、より内張りを外しやすい。

検電テスターは念のため用意しておく

検電テスターは、ちゃんと通電すると本体が光って教えてくれるタイプの通電テスト機。

多分エーモンの検電テスター

前述したけど、装置に通電しない時に、そもそも電気が通っているかどうかをテストすることで、問題の切り分けができる。

その他の使い方としては、線が何と連動しているかわからない時に確認手段として使うこともできる。
(例えばウインカーの線と連動しているところに検電テスターを使うと、ウインカーとあわせて点滅を繰り返す)

検電テスターを指したケーブルの部分には、必ずテープなどで絶縁処理をしておくこと。

ケーブル通し(配線ガイド)もあると便利

自分が初めて配線ガイドが役立ったのが、ダッシュボックス裏の配線。
配線が混み合ってくると、目的の場所にケーブルを通すのも一苦労になる。

そんな時にこのガイドが役立つ。

これもエーモンの配線ガイド

使い方は簡単で、輪っかがついてない棒の部分を最初に通して、その後に輪っかに目的の配線をひっかけてズルっとガイドを抜く。
これもあると何かと便利なグッズです。

車内では普通のビニールテープは使わない

100均などで使われている普通のビニールテープを車内で使うと、熱で溶けて剥がれたり、貼った場所にネバネバがこびりついて面倒なことになります。
なので、なるべく車用となっているものや、耐熱性のテープを使うようにする。

車内では他にも粘着系でゴム性のものは使わないほうが良い、両面テープも含めて。
ゴム性の粘着は熱でベトベトになる。
車内で軽く簡単な小物に使うなら、最近は100均でもアクリル性の両面テープが売ってるので、それを使う。
ガッツリと強力な接着が必要な場合には、バンパー用とか車用の両面テープを使う。

電装系DIY情報はエーモンのサイトが役立つ

カー用品店に行くとわかるけど、こういう電装系DIYに一番力を入れているのが、エーモン。
参考: エーモン/クルマDIY情報 クルマいじりのネタや製品の使い方をご紹介

ここを見れば、DIYで比較的簡単に行えるネタが色々と書いてあるので、参考にすると良い。

特に初心者は、ギボシの付け方とかコネクターの付け方など、基礎はこのサイトを確認しながら覚えると良い。


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