GN125-2Fに武川のハイパーイグニッションコイルをつけてみた感想とか

「プラグに火花を作るために重要な装置」というのを知ってから、イグニッションコイルを替えてみたいなぁとボンヤリと考えていた。
ただ、交換するのにタンクを外したり、二人で作業をした方が良いとかそういうのを見かけて、面倒くさくて後回しにしてた。

そんな中、プラグに火花が飛ばずに不動になるというアクシデントが起き、奇しくも作業をすることになる。
バイク(GN125-2F)にてプラグから火花が飛ばないためエンジンがかからなくなった原因はイグナイターのコネクタの接触不良だった | hycko.blog

やってみると、一人でも作業はできたし、交換自体はとても簡単だった。
交換後の感想は「エンジンが軽やかに回るようになった」というもの。
恐らく新車から7年経過していたIGコイルと交換をしたんだけど、明らかにわかりやすい変化を感じた。
性能がアップしたのかは、初心者なので正直よくわからないが、とにかく軽やかにエンジンが回り、アクセルを開けるのが気持ちよくなった。
意識しなくても実感できるレベルの変化だったので、5000円ほどで済むチューニングとしては、難易度も含めておすすめです。

ちなみに使えるHイグニッションコイルはこれ。
Amazon | SP武川 Hイグニッションコイル BL シグナスX-FI 05-02-0014 | バイク電装用プラグコード | 車&バイク

「え!?シグナスのインジェクション用のものをキャブレターのGN125に使うんですか!?」と思ったけど、重要なのはキャブレターとかインジェクターの部分よりも、イグナイターの点火方式らしい。
GN125の点火方式がフルトランジスタ方式なんだけど、シグナスXのFiが同じフルトラ系のために、流用ができるとのこと(多分こんな感じ)。

プラグキャップがついてないので別で購入。
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プラグキャップは再利用もできるけど、一応は消耗品なので新品を使ったほうが良さげ。

以下は同じ初心者に向けて、自分なら知っておきたかったポイント。

武川Hイグニッションコイル以外に「金属製のステー」と「M5 x 10mmのスペーサーもしくはネジ」と「ステーとIGコイルを繋ぐボルトセット」が必要

本体が短いため「片方の穴は本体にネジ止めして、もう片方は結束バンドで固定」というやり方が紹介されているサイトもある。
が、そのやり方で接続を行うと、アース不良になってエンジンがかからなく可能性があるらしい。
(927) GN125Hが故障しました!原因は如何に!?@SUZUKI豪爵 – YouTube

なので、両サイドともにボディアースを稼ぐために、金属で接続をするべきだと思います。
できればアーシングを、ボディに届いていない方にすべきかと思います。

金属製のステー

純正よりも本体とサイズが短いため、金属製のステーが最低限必要となる。
取り付けのネジがM5 x 20mmなので、5ミリの穴が空いた小さめのステーでOK。
具体的なステーのサイズを測り忘れたので、もし余裕があれば足りない分のサイズを測ってから買ってください。
自分は5cmくらいの小さいステンレス製のステーをホームセンターで適当に買った。
アースに注目するなら、ステンレス製以外が良いかもしれないけど、自分はアーシングをIGコイル本体に直接当てる予定だったので、あまり気にしなかった。

M5 x 10mmのスペーサーかネジ

次に「M5 x 10mmのスペーサーかネジ」の部分だけど、標準でついているネジはIGコイルの接続部の厚さを前提とした長さとなっている。
それよりも薄いステーのみを接続しようとすると、IGコイルを固定する受け側のネジ穴に全体を入れることができずに浮いてしまう。
そうなると、ステーが固定されないため、アースが不安定になるのでしっかりと固定したい。
IGコイルのネジ部分の厚さが10mmくらいだったので、それをカバーするために、同じ厚みを想定してスペーサーを入れるか、そもそもこれを機にネジをステンレスにしてしまえという感じでネジを買ってしまうか、どちらか。
自分はスペーサーにしたけど、ネジの交換でもよかったかなーと後になって思った。

IGコイルのコネクタがついてる頭の方を本体にネジ止めして、後ろにステーをつけた。
理由は、ステーにキャップの上からとはいえコネクタが接触するのが、なんとなく嫌だったからという点と、コネクタの位置をなんとなく標準から大きくずらしたくなかったから。

テキストだと伝わりづらいけど、IGコイルの後ろ側の接続は、表から見て「(アーシングコネクタ→)IGコイル本体→ステー」の順で挟む。
ステーを裏側にした方が、位置的に自然になります。
後、アーシングのコネクタが意外と邪魔だったので、表の一番目に置くことで安定した。

ステーを追加すると、恐らくは全長が長くなりすぎてしまうため、ステーを少し曲げて固定をすることで、上手く取り付け穴と合わせることができた。

ステーとIGコイルを繋ぐボルトセット

ステーとIGコイルを繋ぐのは、単純にボルトにナットを使って挟む。
M5 x 200のボルトを使った。

作業は注意をすれば一人でも可能

ガソリンコックを締めて、ガソリンホースを外して、タンクを左側にうまくずらすだけでも、イグニッションコイルにはアクセスができる。
なので、強い衝撃を与えてタンクを落とさないようにすれば、一人でも作業はできました。

もしくはタンクを外してしまうとか。
やったことないけど、シート下の電源ケーブルのカプラーとタンク負荷ホースを外す以下のやり方で、5分くらいで簡単に2Fのタンクも外せるらしい。
GN125-2F 燃料タンク取外し by ミラジーサン – みんカラ

丁寧な作業をするなら「プラグキャップの差込口」と「IGコイル本体のコネクタ」に少しカーボングリスを塗ると良いらしい

伝導率があがって良いらしい。
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プラグキャップは、プラグコードを時計回りにねじ込むだけで簡単につけられる

仕組みを知らなかったんだけど、プラグキャップの接続部はネジっぽくなっていて、そこにプラグコードを押し付けながらグイグイと時計回りにキャップを回すことで、プラグコードがキャップに埋まっていき、接続ができるようになっている。
丁寧な作業をするなら、プラグコードの先端に少しだけカーボングリスをつけてからキャップを付けると良いらしい。

IGコイルへのバッ直化も効果があるらしいが

よくあるIGコイルへのチューンとして、IGコイルにイグナイターからプラスで接続されている端子を、バッテリーのプラスから直接引っ張ってくる(リレーは噛ます)ことで電圧があがり、パフォーマンスをあげるというものがあるらしい。
(938) #16 イグニッションコイルをダイレクトに電源供給してトルクアップ!! ignition coil custom for gn125. – YouTube
GN125 イグニッションコイルダイレクト電源 by JUN姫 – みんカラ
めちゃ簡単にできそうだし興味はあるんだけど、「イグナイターからプラスを挟むことをキャンセルさせることのデメリット」を自分がイマイチ理解できていないので、やっていない。
イグナイターで点火を操作してるらしいけど、そこからプラスの信号を繋がなくしても何故問題がないのかがわからない。マイナス側で操作ができているからOKなのだろうか?


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