hycko.blog

昔の記事は上手く表示されないかもしれない。

タブレット(nexus7・2012)をカーナビとして使ってみた感想

      2016/10/04

カーオーディオの関係で1DINしか空いていないので、今まではポータブルカーナビを使ってました。
が、色々と不便に感じたので、ポータブルナビからタブレット(nexus7)に変えてみました。

まずは「タブレットをカーナビとして使う上での長所短所」を挙げてみようかと思います。


まずはタブレットを使う上での長所から。

常に最新版の地図を使える

タブレットの強みのひとつがこれですね。
普通のナビは地図が2014年版などとなっていて、更新には別途1万円以上の費用がかかる。
けど、タブレットだったら、アプリが常に提供されている中での最新版の地図を使ってくれるので、その心配は不要。

ナビのシステムを自由に選べる

普通のナビは内蔵のナビシステムのみが使えますが、タブレットであればナビアプリを選んで使うことができるので、自分の好みに合わせたシステムを使うことができます。

無料でVICSや独自の渋滞情報をキャッチできる

これも強みですね!
普通のナビだとVICSしか受信できないし、VICSの受信には2万円とかする別売りのVICSビーコンが必要になります。
でもアプリのナビなら、そのままネット経由で無料でVICSの渋滞情報もキャッチでき、さらにGoogle mapなどはリアルタイムで使っているユーザーの渋滞情報を自動で共有し、独自の渋滞情報をキャッチすることができます。

動作がサクサク

普通のナビは、地図とかをドラッグしても動きがなかなか鈍かったりします。
タブレットのアプリなら、ヌルヌルで地図も動くため、確認がしやすいです。

音声入力が超便利

これ、本当に便利です。
ボタン1つ押して行き先を声でいうだけで、その検索結果がでます。
スマホは手で持って入力するから早いけど、タブレットなどで画面に向かって人差し指で入力して変換してって流れが、結構めんどい。
でも音声入力なら、発声するだけで一発。しかもそれなりに判定の精度も高いです。
スマホでは音声入力なんていつ使うんだよって思ってたけど、まさかこんなところで役立つとは!

検索の精度が高い

ナビの検索って、Googleとかで普通に検索する時と比べると、融通が効かないですよね?
結構正確に入力とかしないと、ヒットしなかったり。
でもアプリのナビは、そのままGoogleの検索と同じように検索結果を表示してくれるので、曖昧でも望んだ検索結果がでて、スムーズに進みます。

縦置きができ、地図の先を確認しやすい

個人的には、これ大きなポイントです。
画面を縦におけるので、先のルートが確認しやすいんです。
ナビって運転している方向が画面の上になると思うんだけど、横置きだと縦が狭いからそんなに先が見えないじゃないですか?
それが縦置きだと、本当にすっきりと先の経路まで見える。

tablet-vertical

こんな感じで、多少の拡大表示をしていても、遠くのルートが見やすいのです。

Googleアカウントを使って、ルート検索などをPC側と共有できる

これも地味に便利です。


次に短所。

ネット通信環境が必要となる

普通のナビはデータが全てナビ本体に入っているのでネット環境は不要ですが、タブレットでアプリを使う場合はその都度のデータのダウンロードが必要となるため、ネット環境が必要となります。(一部ではネット環境不要のナビアプリもありますが、少ない)
これが一番大きなネックかも。
自分はスマホからテザリングをして使ってますが、sim対応モデルのタブレットを買って、月500円とかの格安simで運用するのも良いかもしれません。

GPSが他の電磁波の妨害に少し弱い

基本的には普通のカーナビと同じ様なGPSの感度の良さはあります。
ですが、これはnexus7(2012)を使っていて感じたことですが、ポータブルナビよりも電磁波の障害に対して弱いです。
バックモニター用の小型モニターを設置してるのですが、それに近い位置だとGPSが結構狂います。
小型モニターをオフにしておけば、GPSは普通のナビと同じく正常に動いてます。

※追記
小型モニターに対してアルミテープを使った電磁波遮断で、正常にGPS補足できるようになりました。
中華モニターの毒電磁波は100円のアルミテープで遮断対策できた | hycko.blog

電源のオンオフがカーナビの様に自動で動かず、手動

タブレットはroot化という少し特殊な作業をしないと、電源の自動処理は設定することができません。
また、バッテリーの減りも早いので、短時間なら電源つけっぱなしでOKですが、基本的には長時間車を離れる際に電源を切り、また運転する時に電源を入れる作業が必要となります。
これ、地味にめんどいです。

いや、とてもめんどいです!
なので、root化をして電源の自動オンオフも実装し、本格的にカーナビ化をさせました。
関連: Nexus7を車載用カーナビとして仕上げてみた | hycko.blog


次にnexus7(2012)をカーナビとして使ってみた感想です。

カーナビ用のタブレットはnexus7(2012)で十分動く

約3年前の機種だし、大丈夫かな?と思ったけど、処理も特に重くなく、たまにひっかかりますが、それでもストレス無くヌルヌルに動いてくれてます。
というか、よほどアプリを多重起動しなければ、スペック的にも2012で十分だと思います、値段もお手頃だしね。(ヤフオクなら1万円以下でゲット可能)

bluetoothでユニットに繋いでプレイヤーとして使う場合は、容量は32GB以上ほしいところだけど、音楽プレイヤーとして使わない場合は16GBで十分です。

asusのミーモパッドと迷いましたが、ミーモパッドはGPSの性能がよろしくないという書き込みをみたので避けました。

ただ、nexus7もGPSの性能自体は普通のポータブルナビと同等ですが、電磁波などの妨害には弱いので、そこだけ注意してください。
自分の車の例だと、防磁処理されていない小型モニターをonにするとGPSが狂いやすくなります。
関連: 中華モニターの毒電磁波は100円のアルミテープで遮断対策できた | hycko.blog

GPSの状況を調べる時は、以下のアプリが便利。
GPS Status & Toolbox – Google Play の Android アプリ

ネット回線はiPhoneからのbluetoothテザリングでOK。
wifiテザリングよりもbluetoothテザリングの方が、iPhone側のバッテリー持ちが断然良いです。
起動時に自動でbluetoothテザリングをするには、以下のアプリが便利。
Bluetooth Auto Connect – Google Play の Android アプリ
ただ、何故かみおふぉんを使っているiPhoneはwifiテザリングしかできないので、そっちでやってます。
→解決できました
関連: iPhone5sとNexus7でBluetoothテザリングができない時の解決方法 | hycko.blog

アプリは、運転中にyoutubeとか使って盛り上がるかな~って思ったけど、うちは音楽重視なので、結局ナビアプリしか使ってません。
関連: カーナビとしてのGoogle mapとYahoo!カーナビアプリの比較と感想 | hycko.blog

※追記
ナビの音声を音楽に割り込ませたいので、音楽再生もNexus7側で行うことにしました。
プレイヤーを選べば、そこそこの音質で再生できてます。デフォルトのGoogle Play Musicは個人的にはNG。
関連: 音質の良いAndroidの音楽プレイヤーは、やはりPowerampか | hycko.blog

ブラウザはスマホ側でやっちゃうしね・・・。

オービスアプリ入れてるけど、そもそもスピードをそんなに出さないから、自分にはあまり恩恵ないかも?
実録オービスPRO – 写真・映像・トンネル前警告機能付き – Google Play の Android アプリ
ループ式コイルとか、カウントダウンつきでガンガン警告してくれます。
が、個人的にはオマケ的なものかな。本当にオービス探知したければ、専用の買ったほうがいいかもしれません。

llamaで充電オン・オフ時をトリガーに自動処理はしてるけど、画面をオン・オフするくらいしか使ってません。
結局1日以上運転しない場合は、nexus7の電源を切っておかないと、バッテリー持たないんだよね・・・。
逆に少し離れる時にアプリの終了・起動とかwifiなどのオンオフやると、戻ってきた時の復帰待ちがめんどいので、使ってない。

→スリープ待機では色々と不便だったので、電源のオンオフを自動化させて運用することにしました。
関連: Nexus7を車載用カーナビとして仕上げてみた | hycko.blog

充電自体はシガーソケットからの充電で十分に持ってます。
ただ、DEH-970のユニットのUSBから充電しようとした時には、充電速度が激遅でダメでした。
nexus7の充電はちとデリケートっぽいので、必ず充電専用のケーブルを買ってください。
100均のセリアの水色のコードのものは充電が十分にできましたが、ダイソーで買ったケーブルはNGでした。
充電中の表示でも、充電できてないことがあるので注意。
アプリで現在の充電の具体的な進行具合がわかります。
Battery Tools & Widget Android – Google Play の Android アプリ

タブレット用のスタンドは、これ使ってます。


なんかめっちゃ評価悪いけど、今のところはトラブルなく使えてます。

タブレットだから、何かカーナビを超えた使い方できるかな~って少し期待してたけど、やっぱカーナビとして使うと、使い方はカーナビになりますな!
でも、目的地の検索性能とか含めて、すごく便利なカーナビって感じで、満足度は高いでっす。

 - Nexus7

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Comment

  1. ぽうっち より:

    ありがとう参考にします。

  2. hycko より:

    >>ぽうっちさん

    コメントありがとうございます。
    何か参考になれば幸いです。

Message

記事に意見や感想、質問があれば、お気軽にどうぞ~
名前は無記入でもOKです

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  関連記事

no image
Gonemad Music Player(GMMP)で音楽再生コントロールをフローティングさせるならMusic Control

Musixmatchを入れて歌詞表示を自動化する記事を書きましたが Gonema …

Nexus7を車載用カーナビとして仕上げてみた

オーディオの関係で1DINしか空いていないため、ポータブルナビを使ってました。 …

no image
RM Bridge Code LearningのLoad Devicesで一覧が表示されない場合の対処法

node-redとRM Bridgeを管理するデバイスを、使わなくなったNexu …

no image
Nexus7(Android5.1)のroot化のやり方

nexus7をカーナビ化するにあたって、どうしても自動電源オフだけは使いたかった …

カーナビとしてのGoogle mapとYahoo!カーナビアプリの比較と感想

※追記 トヨタのナビアプリ「TCスマホナビ」も使ってみました というわけで、最近 …

no image
nexus7で充電開始時に自動で電源オンにする設定(root不要)

※この設定はNexus7で動作確認済みですが、他のAndroid端末では未確認で …

no image
【失敗談】Nexus7(2012)で「Androidの起動中(アプリの最適化)」が毎回でるようになった

最初に。 結局、解決に失敗して文鎮化した失敗談なので、同じことはしないでください …

車載用のNexus7で愛用してるアプリ

目次1 Yahoo!カーナビ – 無料で使える本格カーナビアプリ & …

no image
NRTでRoot化をしてTWRPで止まった時の解決法

NRT(Nexus Root Toolkit)でFull Driver test …

no image
カーナビのタブレットをNexus7の2012から2013に変えてみた感想

3年前と変わらず、今でもカーナビはタブレットのNexus7を使っている。 タブレ …