Nexus7を車載用カーナビとして仕上げてみた

オーディオの関係で1DINしか空いていないため、ポータブルナビを使ってました。
が、色々と不便だったので、タブレットに変更したのが去年。
関連: タブレット(nexus7・2012)をカーナビとして使ってみた感想 | hycko.blog

やはりカーナビ向けの作りではないので苦労しましたが、色々と調整して、こんな感じにNexus7をカーナビ用に仕上げました。

各種自動化は絶対条件

具体的には、自分は以下の流れでNexus7の動作をカーナビ向けに自動化してます。

  1. エンジンをかけるとUSBから給電が開始され、給電と共にNexus7の電源が自動でオンになる
  2. ホーム画面が表示されると同時に、音楽やカーナビ音声などの音を出力するためにヘッドユニットのDEH-970へ自動でBluetooth接続し、自動でNexus7のプレイヤーで音楽が再生され、カーオーディオから音が鳴る。
  3. テザリングでネット通信をするためにiPhoneへ自動でBluetooth接続。音声とネット通信の計2箇所へのBluetooth接続。
  4. エンジンを切ると給電が中断され、電源オフのYes/Noダイアログが表示。コンビニとかちょい寄りの場合はNoをクリックして起動しっぱなしにして、長時間離れる場合はYesをタップで電源オフ

1はroot化及びunlockしなくても、PCを使ってandroid側の設定を変更すればできる内容。
関連: nexus7(android端末)で充電開始時に自動で電源オンにする設定(root不要) | hycko.blog

2もrootは不要で、Bluetooth auto connectというアプリで自動化が可能。
関連: Bluetooth Auto Connect – Google Play の Android アプリ

3はllamaというアプリで、充電オフをトリガにアプリを起動させる。
で、その時に起動させるアプリに電源オフのアプリを指定する形。shutdownというアプリを指定してます。
shutdown
基本的に電源オフのアプリは、すべてrootが必要になる。

llamaではあくまでも充電オフをトリガに電源オフのアプリを起動させてるだけで、他にWi-fiオフなどは一切していない。
ちなみに充電オフでダイアログを表示させずに、即電源を落としてよければ、llamaのアクションで電源オフがあるので、そちらで対応できます。これも要root。

関連:
Llama – Location Profiles – Google Play の Android アプリ
Shutdown – Google Play の Android アプリ (backup)
Nexus7(Android5.1)のroot化のやり方 | hycko.blog

llamaやtaskerを使ったスリープ運用ではダメか?

個人的には以下の理由で電源のオンオフが必要だと考えてます。

夏場の車内温度の問題

真夏の駐車中の車内は、気温が50度以上になり、ダッシュボードに関しては70度近くになる。
参考: JAF|エコ&セーフティ|JAFユーザーテスト|車内温度|車内温度/夏

しかし一般的にはタブレットは動作環境を最高35度くらいまでとして作られているため、前述の温度は機器にとって非常に危ない範囲となる。
電源をオフにしない限りは、スリープモードでもタブレットの中で動作は続いているため、その様な状態でNexus7を放置するのは非常に危険となるため、電源をオフにするのは必須条件で、できればダッシュボード付近からも離れた場所に置いておくのが良いかと考えてます。

バッテリーの問題

自分はどちらかというと週末ドライバーとなるため、数日運転しないということもあるわけですが、そんな中でスリープ状態だと、いくらアプリを停止させてwifiなどをオフにしても、バッテリーが持たない。

メインのカーナビアプリはYahoo!カーナビ

わかりやすさを重視して、Yahoo!カーナビをメインで使うようにしてます。
関連: カーナビとしてのGoogle mapとYahoo!カーナビアプリの比較と感想 | hycko.blog

ちなみに他の記事でも口酸っぱくいってますが、タブレットナビは絶対に縦置きの方が遠くまでみえて使いやすいです。

tablet-vertical

ネット環境はiPhone5sからBluetoothテザリング

iPhone側も常にテザリングをオンにしておいて、Bluetoothをつかったテザリングを使ってます。

wifiテザリングの欠点は、iPhoneでインターネット共有を表示させないとテザリングが始まらないこと。
このワンアクションが億劫になる。

Bluetoothテザリングの場合は、Nexus7からiPhoneにBluetoothを接続した時点から、自動的にテザリングが始まるのでとても便利です。

実は何故かiijmio + iPhone5s(docomo)にてwifiテザリングは使えるのに、BluetoothテザリングがNexus7に適用されないという状態になってたけど、iPhoneのネットワーク設定の初期化で直りました。
iPhone5sとNexus7でBluetoothテザリングができない時の解決方法 | hycko.blog

音楽プレイヤーはGONEMAD music player

これは音質と操作性を取って決まりました。
関連: 音質の良いAndroidの音楽プレイヤーは、やはりPowerampか | hycko.blog

特に操作性がとてもよくて、カーオーディオプレイヤーとして以下の点が優れてます。

・ナビの音声割り込み時の音楽の音量を抑える比率を調整できる
・ウィジェットでリピート操作ができる
・起動時に表示させるリストを選択できる(フォルダ、プレイリストなど)
・音質もそこそこ良い

ただショックなのが、Heliumでバックアップを取って移行したのに、何故かイコライザ関連が一切保存されていなかったこと。
かなり音を作りこんでいただけに、ショックでした・・・。
良い音がつくれたら、写メで数値を記録しておきましょう!

それなりにカーナビっぽくなってきた

電源のオンオフとネット接続が自動化できたことによって、かなりカーナビに近づくことができました。
これなら文句なしに使えそうです。

エンジンをかけるとタブレットの電源が入って、ネットも自動で繋がり、エンジンを切るとタブレットの電源も切れる。
この手間のかからなさが、タブレットをカーナビ化するにあたって、一番重要かもしれない。

最初はいちいち毎回、電源を手動でオン・オフしたり、ネットを手動で繋げたりしてたけど、そのうちめんどくさくなってきて、タブレット自体が起動してない機会が増えてきて、これって意味なくね?みたいになってたので。

現状、これで満足です。

贅沢いうと、後は起動がもう少し早くなればいいかなぁ。今は2分くらい起動にかかってるかも。
まぁでもこれは我慢できるレベルではあるけどね。

関連: 車載用のNexus7で愛用してるアプリ | hycko.blog

※追記
Nexus7はポケモンGOに対応してないけど、強引にインストールしてみました。
プレイというよりかは、カーナビのマップみたいな感じでたまに覗いて、ポケストップとかポケモンを確認できたらいいかな~って思って。
そしたら、Nexus7の2012ではスペック的にかなりギリギリの動作で、音楽再生も含めて他に何かひとつでもアプリが起動してるとフリーズしたりするので、実用的ではありませんでした。


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