初めてのバイク事故未遂から事故防止を改めて考えてみる

自分の性格的に、絶対にバイクもいつかは事故なりなんなりと起こすと思ったけど、本日無事に事故未遂を起こしたので記す。

納車から2000km走って慣れの意識もあり、最近はコーナーをツッコミ気味になるなど、なんか普段の運転も危ないなと自覚しつつあった中でのことだった。

今日は風がめちゃ強かった。

近場に買い物に行こうと思い出発。
後ろから他のバイクが来てたので、信号待ちで左に寄って抜かさせた。
その後も、それなりの加速で走っていくそのバイクの後ろで、信号にかかりながらも1kmほど走る。

しばらく走った後に、再び信号待ちで止まる。
青になり、前のバイクが勢いよく発信していく。

すぐ左手に小学校が見えた。
その小学校に差し掛かる辺りでかなりの強さの突風が吹き、砂嵐で前が見えなくなった。
ゴーグルの隙間からも砂が少し目に入り、目をシバシバさせてた。
この間、1秒未満だったと思う。
次の瞬間、前の砂嵐の中から、信号もないのに停止しているバイクが出てきた。
先ほど勢いよく飛び出していったバイクが、急ブレーキ気味で横断歩道で止まっていたらしい。

砂嵐と目に入った砂で一瞬ブレーキが遅れてしまい、こちらも急ブレーキ。
スピードは多分30km/hくらいでそこまで出ていなかったので、前のバイクにぶつかる前に速度を落とせたんだけど、急ブレーキをしたことにより、フロントがロックされてしまった。
その弾みで停止する直前にフロントタイヤが滑り、右側におっとっとといった感じで、バランスを崩してバイクをゆっくりと倒してしまった。
ガシャーンと倒したわけではなく、ゆっくりと倒れた感じだったので、このときばかりは原二で車体が軽くてよかったと感じた。

状況を整理すると、子供が横断歩道にいて、パトカーが止まって、違反にならないように前のバイクが急気味のブレーキで止まっていた。
バイクはカスタムしたクルーザータイプで、ブレーキランプも小さめで見ずらいものになっていた。
そのバイクが急ブレーキに入る直前に、砂嵐でこちらの視界が奪われていたという、非常にドラマチックな展開になっていたらしい。

右側に倒れたことによる被害は、ブレーキレバーとドリンクホルダーが折れたくらいで、それ以外は車体にも自分にもダメージはなかった。
前のバイクは心配して降りてきてくれたし、パトカーはすれ違いしながら大丈夫ですか？と声をかけてくれた。

ネガティブな人間なので、最初は「こんな展開ある？」と思ってついてないなぁと感じたけど、状況を整理してすぐにポジティブに取れた。
まず、前のバイクに当たらなくてよかった。
次に、ここで前のバイクが停車せず、横断歩道を渡ろうとしていた子供が停車したパトカーを確認して、逆車線のこちら側は砂嵐で確認できないまま横断歩道を渡っていたとしたら、恐らく俺が子供に追突していた。

もちろん反省はたっぷりとしつつも、結果的には幸運だったんだと感じた。

改めて、何故この事故未遂が起きたかを整理。

・車の運転をして20年以上だけど、砂嵐で視界が奪われたことがなかったことによる、慢心。
→バイクは生身なので砂嵐などがもろに視界に影響する。
視界が奪われたと思ったら、まずは速度を落とす。

・ゴーグルの性能が悪く、砂が目に入ってきた。
→ゴーグル及びヘルメットのシールドの見直し。

・煽られるとしても車間距離をしっかりと取る
→原二、スピードを出していても、見た目とバイクだという点だけで、思った以上に煽られることが多いため、自然と車間距離を詰めてしまう運転になっていたかもしれない。
今回の事故未遂は前のバイクの急ブレーキではなく、視界が一瞬奪われても安全なマージンを取っていなかった自分のミスが原因だと思う。

もっと根本を考えると、事故防止は安全運転が大前提なんだなということ。
それでも事故した時のことを考えると、ヘルメットとプロテクターは良いものを使おうと。

これを気にコーナーを攻めたり、後ろを気にしてスピード出したりをやめようと思います。