車が砂浜にスタックした時に知っておくべきこと

この前キャンプに行きましてね。
設営場所が駐車場から少し離れたところで、他の車も近くまで乗り入れてたから、行こうとしたわけです。
下は砂地だったけど、岩が混ざっていてスタックは大丈夫だろうと思ってたけど、一部石が突き出して底を擦るところがあったから、そこを避けようと少しだけ迂回して柔らかい砂浜にタイヤを入れてしまったところ、見事にスタックしました。
初スタックだったから本当に焦った。

で、知っておきたかったことをまとめてみる。

スタックしたと思ったらアクセルはまわさない

無理にタイヤを回転させると、タイヤの下の砂地が掘られてしまって、車が沈むことになります。
車が沈むと、逆にスタックからの救出が難しくなる。

もっと怖いのが、タイヤが砂を掘った時に砂が車体の各隙間に入り込むことです。
これも程度によってはブレーキの分解洗浄などが必要になって、15,000円ほどの出費となります。

なので、もうこれダメだなと思ったら、一度落ち着いてロードサービスを検討する。

JAFや保険のロードサービスがある場合は素直に頼む

先ずはこれを選択肢に入れてください。
自分の場合は結局、これで解決しました。
待ち時間は場所にもよるけど、田舎の方で30分ほどだった。

ただし無料のロードサービスが適用されるのは「正常な進入が認められている地帯でのスタック」なので注意してください。

例としては

NG: 車のスロープがない砂浜などへの強引な進入や、車の通り道から大きく離れている砂浜、公共の場所以外へ進入してスタック
OK: 公共の場所で車のスロープ付近でのスタック

今回は町営のキャンプ場でスロープから5mほどの場所だったので、レッカー屋の方に無料範囲内でOKをもらいました。
また、今回はイーデザイン損保の無料ロードサービスで結果的にOKだったのですが、保険会社のロードサービスではスタック脱出には対応していない会社も多いそうです。
有料でスタック脱出を検討する場合には、JAFに頼むのがやすいそうです。
街のレッカー屋に頼むと2~3万、JAFだと1万円以下という書き込みも見かけました。

スタック後にブレーキ部分に砂が入り込んだらペットボトルの水で洗い流した後に高圧洗浄をしにいく

レッカーで引っ張ってもらってる時に、タイヤ付近の足回りからキーキーと音がしてたんですね。
レッカー屋曰く、アクセルをあけた時に砂がブレーキパッド付近に入り込んでしまって、それが擦れて音が鳴っていると。
で、なるべく早くディーラーに持っていって、ブレーキの分解洗浄をしてくださいと言われた。

当日は日曜で、ディーラーはどこも当日予約はできない状況だった。
オートバックスやイエローハットにも、ブレーキの分解洗浄のメニューはないとのこと。
ダメ元でディーラーの整備士に電話で相談したところ

「自分も砂浜でスタックして同じ症状になったことがあって、そういう時は洗車場の高圧洗浄をブレーキ部で洗い流して、音がなくなればOKとしています。」

との返答をもらった。

そうなんだと思い、応急処置的な意味で、手元にあった2Lのペットボトルに水を入れて、タイヤの上からブレーキの方に向けて5回くらい流してみた。
自分の車はFFで前輪駆動なので、前輪2箇所だけ。

それで少し運転してみたところ、見事にキーキー音がなくなった。

でも砂が奥の方にも色々と残っているのがみえたので、洗車場の高圧洗浄機で洗い流しに行くことに。

ただしここで注意してもらいたいのが、ブレーキ部への高圧洗浄を吹きかけるのをNGとする意見もネット上では見かけられました。
なので自己責任で判断してください。

自分は1メートル以上離して、ブレーキ部や足回り全体に高圧洗浄をかけました。
ホイールキャップを外し、表面からはもちろん、ハンドルを切ってタイヤの裏側を見えるようにしたりして、足回りを全体的に高圧洗浄かけた。
高圧洗浄でも取り切れない砂が残りますが、そのうち乾燥して運転中の段差などで落ちていきます。

どうしても自力でスタックから脱出したい場合

スタックしている地点は、砂地で柔らかくてスタックしている状態です。
なのでまず、スタックしない様な地盤が硬い地点を探して、そこに向けて移動を計画します。

次にそのために体勢を整えます。
少しでも斜面になっている場合、上に向かってはまず進みません。
なのでできれば坂に登らないようなルートを探して体勢を変えるのがポイントです。
そのためには多少バックなりしながら、上手く向きを変えてください。

また、恥ずかしいとは思いますが、近くにいる人に助けを求めて、後ろや前から押してもらいましょう。

もしあれば、タイヤの部分に板状のものを噛ませるのも良いと思います。

アクセルは最低限に踏むようにして、回転数は少なくしてください。

ただ前述してますが、なるべくここらは素人が色々やるよりも、ロードサービスを呼んだほうが早くて安全です。
特に4WD以外のFFやFRではどうしようもなくなっているケースが多いそうなので、素直にJAFに連絡しましょう。
下手に砂を車体に侵入させて故障させるほうが、結果的に高くついてしまうと思います。


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