映画「高台家の人々」の感想

つい先週に封切りされた映画「高台家の人々」の感想。

koudai

この作品の原作は漫画。

主人公の女性「平野木絵」は口下手だけど妄想力がすごい。
イケメンの「高台光正」は人の心が読めるテレパス。
で、この二人を軸に物語が展開される、という話です。

彼女が漫画の大ファンで、映画も是非観たいということだったので、行ってきました。

良くも悪くも想像通りの出来だった

あの漫画を映画化しても、見どころって多分「妄想をどう表現するか」ってとこだと思ってたわけです。

原作も面白いけど、ストーリーで引き込むというよりかは、主人公二人の日常を描いてゆる~く展開していく形だから、そう激的な進行もないわけで。

なので個人的には、この作品を映画化するのって難しそうだなぁと思ってた。
設定は面白いので、逆に原作を知らない人向けの作品なのかな?と。

妄想の表現は、まぁやっぱりこんな感じになるよね~という内容だった。
俺もクスっとした部分あるし、彼女も吹き出してたシーンもあったから、悪くはなかったはず。

ストーリーに関しては、映画なので駆け足で進むのは仕方ないとして、終盤の木絵の葛藤にここまで時間を割く必要あったかな?というのが感想。
原作では木絵はもっと気軽に考えてた気がしたので、そこらは違うんだなと思った。
でもまぁ内容を消去法で選ぶと、そこになるのかなぁというのもわかるので、批判はしずらい。
妄想ばっかり並べても飽きるし、映画は一本として内容に落とし所をつけないとだから、そう考えるとあの葛藤と解決が落とし所になるのかな~って。
でも結婚って原作の内容的にはメインでもなくて、とはいえどこかで〆れるような内容も原作にはないから、やっぱああなるかな、と思って納得はできる。

なので全体的には、ファンが想定できるレベルで無難にまとめた内容だったかな、と思う。
良くいえば無難だし、悪くいうと原作から想定できる範囲内で驚きがなかったのでつまらなかったかもしれない。

でも設定は面白くて上手くまとめられているから、原作を知らない人が映画をみて漫画のファンになるという役割だとしたら、優秀な作品だと思う。

なので、原作知らない人にはオススメの作品。
原作を知っていても、まぁ見れる作品。

というのが感想でした。

個人的には、最後の〆がテレパスに対する葛藤と解決になるんだったら、映画では原作のストーリーや設定をなるべく再現しようとするのではなくて、「テレパスとの恋」という部分に軸を置いた内容として、少し原作とは違う角度でまとめてくれたら、もっと面白かったかなぁと思った。
でもそうすると別の作品になっちゃうか、難しいね。

キャスト

個人的には特に違和感はなかった。
間宮祥太朗と大地真央が良い演技するなぁと。
ドラマののだめが好きだったから影響されてるかもだけど、木絵は上野樹里で見てみたいなぁと思った。

高台光正役の斎藤工と高台茂子役の水原希子は、こういう顔の少女漫画ってあるよな~って思いながらみてた。

彼女は高台光正の配役に納得してなかった。


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