池袋のUCHOTENは素材の味を活かした味付けの美味しい洋食屋でした

少し前の話になりますが、ようやく池袋で有名な洋食屋「UCHOTEN」に行くことができたのでレポ。

食べたのは写真の通りで、それぞれ「黒毛和牛のハンバーグ」と「黒毛和牛のメンチカツとシーフードコロッケ」のランチセットです。

店内の雰囲気

一般的な個人経営の洋食屋のイメージにとても近いかと思います。
アットホームで気軽に入れるけど、その中にもセンスを楽しめる雰囲気でした。

店に入ると、雰囲気だけで丁寧でセンスがある接客をしてくれるのがわかる感じのボーイさんが席まで案内をしてくれます。
BGMには適度な音量でビートルズが流れ、カウンター越しにシェフが軽く常連さんと会話を交わしながらも料理を作ってます。
ホールでは先ほどのボーイさんが、センスの良い接客をしていて、店内に良いムードを作り上げていました。

カップルもいましたが、常連さんっぽい中年の方などひとりで来ている客も多かったです。

ランチメニュー概要

2009年1月時点で、ランチメニューは次の3種類取り扱っていました。

・黒毛和牛のハンバーグ
・黒毛和牛のメンチカツとシーフードコロッケセット
・ポークジンジャー（洋風豚のしょうが焼き）

ランチメニューは全てセットとなっていて、通常セットではご飯と味噌汁がついてきます。
また、メイン料理にはドゥフィノワーズというジャガイモのグラタンが添えられています。

値段は3種類とも同じで1180円となっています。少し値上がりしたようですね。カードは仕様不可です。
また、ご飯は50円と100円の大盛りを頼むことが可能で、100円の大盛りはかなりの量です。

また、+200円で生ハムサラダとドリンクがついてきます。

オリジナルだと思いますが、このサラダのドレッシングがなかなか美味でした。
せっかく行くのであれば、サラダ付きのランチをお勧めします。

黒毛和牛のハンバーグ

UCHOTENのハンバーグといえば溢れる肉汁が名物と聞いてましたが、噂どおりでした。

デミグラスソースとハンバーグ自体の味付けは薄めで、素材の黒毛和牛の味が強調される、上品な味付けになっていました。噛めば噛むほど、黒毛和牛の肉の味が口の中に広がる感じです。

添えられているじゃがいものグラタンは濃い味付けとなっていて、ご飯と非常に合いました。

黒毛和牛のメンチカツとシーフードコロッケセット

メンチカツとシーフードコロッケの両方が味わえる贅沢なセットです。

メンチカツにもハンバーグと同じく、じゃがいものグラタンが添えられています。

味付けの方針自体もハンバーグと似ていて、デミグラスソースとメンチカツの下味自体が薄めの味付けとなっていて、噛んでいると黒毛和牛の美味しさが滲み出る感じです。

そして、個人的に一番のヒットだったのが、このシーフードコロッケ。

中はクリーム上になっていて、具にホタテやエビがぎっしりと詰まってます。
タルタルソースが添えられているので、それをつけて食べます。
味付けはしっかりと濃い味付けで、ご飯に合いました。
シーフードが好きな人にはたまらない一品です。

味の感想

自分は外食で満足するポイントとして「家庭では気軽に味わえない味」を味わうと幸せなのですが、この店はまさにそんな感じでした。

メイン料理は素材の味を前面にだし、味付けはあくまでもメインを引き立たせる程度。この加減こそ洋食屋の技術って感じで、とても美味しかったです。
また、薄い味付けだけではなく、添えられているものは味付けが濃かったりと、味に緩急があって楽しかったです。

量よりも味の質を楽しむ種類の料理でした。

ただ、味噌汁はだしの味が弱すぎで、なんか薄すぎたように感じました。味噌汁の位置づけをそうしてるのかもしれませんが、自分には少し違和感でした。

次はいつになるかわかりませんが、ディナーでオムライスを食べてみたいなと。
というわけで、きっとまた行く店になりそうです。

ボーイさんの存在

最後に、雰囲気の説明で触れましたが、自分がいったときに接客をしてくれたボーイさんの接客がとてもよかったです。GLAYのTERUに少し似てる方でした。
単純に丁寧に接客するだけではなく、客に違和感と不快感を与えない絶妙さで少し格好をつけた接客をしてくれ、楽しめました。

そのボーイさんのセンスのある接客が店内に良いムードを作っていて、そのムードを味わうことで料理もさらに美味しくなりました。

料理の味とボーイさんの接客を総合すると、ランチでこの値段でも高くはないかと思います。

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