ネガティブ思考になっている時に注意すること

多くの人が一時的にネガティブ思考に落ちる事はよくある話で。
そして、ネガティブ思考は多くの身近な人に迷惑をかける結果になるのも事実。

というわけで、ネガティブ思考になってる時の自分なりの脱出方法を書いてみた。

ネガティブ思考になっていることを自覚する

解決のため先ず行うべきことは、自分が今ネガティブな状態になってると自覚すること。

ここさえ意識しておけば、そこから悪い方向に考えても
「今はそういう状態で脳が勝手に悪い可能性が強いんじゃないかって考えてるだけだから、
それが事実ってわけじゃねぇな。」
って思えて、少し楽になれる。

また、自覚することをネガティブ思考になった時に繰り返すことで、徐々に
ネガティブ思考の状態の時に考えてることは、全て馬鹿らしいと簡単に思えるようになる。

実際さぁ、ネガティブ思考になってる時に勝手に自分で煽ってた不安って、
後で振り返るとすごく馬鹿馬鹿しいよね。

なんでそんなことで勝手に不安になってストレスになってエネルギー使って
生活に支障きたさなきゃなんねぇのって。

不安な時は、不安だと自覚することで楽になろうとしてしまう

ネガティブ思考が極まった状態だと、すごくくだらない小さなことでも、その理由を
強引に自分が今もっている不安に繋げて、ネガティブな方向で納得しようとする。

例えば

「今日、出社中に電車内で足踏まれたのは自分の足の位置が悪くて、結局自分の責任なんだよな。
そう考えるとやっぱ今なんか仕事が上手くいってないもの結局は自分に責任があるんだ。」

とか、そんなくだらないことで自分の不安を煽ってさらにネガティブになることで落ち着こうとする。

これはある意味「さっさとその不安を認めた上で、その事を事実として認めて解決のために
次の一歩を踏み出したい。」という前向きな気持ちの表れでもある。

けど、それとその不安が本当に真実なのかは全く別の話であって。

結局それが真実じゃなくて、間違ったことの解決のために強引に前に進んだ結果が
逆に解決に向けて遠回りになったり、その前に進んでいる最中でさらに不安を増やして
ネガティブ思考によってその不安を勝手に真実にして、また事実とは違うことを
解決しようとするために無駄なエネルギーを使って前進をしようとする。

ネガティブ思考になるとこの大きな負のスパイラルによってヘロヘロになることが本当に多い。

馬鹿らしい。

急いで納得・決断をしようとしないこと

かといって「ああこれネガティブ思考によって出た結論だから違うわ。」と心から本当に納得するのは
とても難しい。

それがネガティブ思考であれ、一度自分が考え出した答えを盲目的に否定できる人は少ないと思う。

だから、ネガティブ思考によって出た結論は「肯定をしない」状態で終わりとする。
否定しなくてもいいんです、だけど絶対に肯定だけはしない。

ここ、すごく大切です。絶対に肯定をしない。

肯定をすることで、間違った状態で前に進んでしまい、次の新しいネガティブ思考の種を持ってきます。
種を持ってくる前に、そこで終わらせればすごく楽。

でも思考って何らかの形で納得しないと、終わらないんだよな。

だから「肯定をしない」という決断をしたことで納得して、その時点での思考を終わらせる。

後は、俗に言う「時間」に任せます。

人間の脳の働きって、自分の意識以外でも大きく働いている。

例えば睡眠中は意識がないけど、脳が自分の記憶などを整理してくれて、これから自分が生活する上で
自分にとって最適な記憶にするようにデフラグをしてるんです。

これは本当に。

その際に、寝る直前に経験したことで記憶すべき事柄を、自分の記憶として植えつけるのも
脳の働きのひとつ。

だから人間の成長には睡眠というのはとても大切なんです。

ちなみに、忘れるべきことを忘れるのも、そのデフラグの中で不必要な情報を
奥底にしまっているからですね。
知能が発達している人間にとって、立派な人間の自己防衛本能のひとつです。

ストレスがある時にはとにかく寝るというのも、とても利に適った判断だということがわかります。

閑話休題。

というわけで、時間が経つことによって無意識的に脳が考えを整理してくれるから、
ネガティブ思考によって出された結論が本当に真実と違う事だったら
後日それをもう一度考えてみた時には、心から納得して否定できるようになってます。

その時点で、ネガティブ思考は終わっているはずです。

多いに自分の無自覚機能を利用してやりましょう。
これは本当に神機能です。

ネガティブ思考から抜け出しにくい人

これは一般論ではなくて個人的な推測だけど、3パターンいるんじゃないかと思う。

一つ目のタイプは、「目先の問題から逃げる考え方の人」。

前述したように、不安を納得することで楽になろうとするんだよな、人間って。
その納得のために一番楽なのは、素直に気持ちを認めてしまう事で。

だからこのタイプは、目先の楽ばかり優先して、負のスパイラルに落ちてしまう。

2つ目のタイプは「自分に自信が持てない人」。

自分に自信が持てないと、思考順路として、最初に自分の否定から入ってしまうことが多くなる。
この思考順路というのが、自分は人間が幸せに生きる上で強く重要だと思うんです。

基本的には、ネガティブ思考が生まれるきっかけは「なんらかの否定」からです。
だから単純に、思考順路の中で最初に否定を通ることは、それだけ否定をする回数が増えるから
そうではない人と比べて圧倒的にネガティブ思考になりやすいです。

3つ目のタイプは、2つ目とは間逆で「自分に強くて自分に絶対的な自信がある人」。

もちろんそういうタイプはネガティブには本来なりにくいけど、一旦そうなると抜け出しにくい。
理由としては、普段ネガティブ思考と縁がないから、それがネガティブ思考になっていると気が付かないからです。

また、気が付いたとしても、自分が思ってる事が正しいということで、真実と違うことでも前に進み
無駄なエネルギーを使った挙句に結局解決できなくて、それでも自分を疑うことなく思ったことに
疑いを持たずにまた真実と違うことで前に進んで・・・という負のスパイラルに落ちる。

他人のネガティブ思考は指摘してあげてもOK

前述した通り、ネガティブ思考から脱却する上で一番重要なことは「ネガティブ思考を自覚する」ことです。

もし知人などが明らかにネガティブ思考によって悩んでいたら、軽い感じで
「なんか考え方がネガティブになってねぇ?」って進言するのも優しさです。

もちろん、タイミングというのもあると思うので、そこは軽く注意してみましょう。

最も、その進言する相手が信頼できる人であれば、その人が指摘されることによって
一時的に不快感を覚えてしまっても、ネガティブ思考だったと後で振り返れた時に
謝罪と感謝を表してくれるはず。

ネガティブ思考は自分に関わる人に悪影響を与えるという事実

実は自分も弱さからネガティブ思考に走りがちな人間で、実体験として感じた事と事実として
ネガティブ思考は本当に自分と自分の周りの人に迷惑をかける。

比較的、ネガティブ思考に落ちやすいポピュラーな場面としては人間関係での問題がある。
これは普通の人間なら、誰でも一度は通る道で。

例えば恋愛でなら、自分が相手に迷惑をかけてるなぁと自覚してて、さらに自信を失ってる時に
自分の価値観と違う言動を相手から見た時に、相手からの愛情が十分伝わっていて理解もできているのに
「もしかして嫌われてるのでは・・・。」と思って甘えてしまうことがある。

結論からいうと、価値観なんか違う部分があって当然で、問題なのはそんなところよりお互いの気持ち。
恋愛関係でいえば、相思相愛、お互いに好きだという気持ちさえあれば、多少価値観が違う行動を
お互いがしても「それはそれなんだな。」って認めた上で、相思相愛ということを信じて
相手の価値観も認めることが大切。

しかし人の性格によっては、自分の価値観と違うことをされて嫌われているかもって思った時点で
プライドが傷つけられて、相手にムカついてしまったりする人もいます。
ムカつかれた相手としては「何でそっちの勝手な勘違いなのに自分が責められなきゃいけないんだよ。」
ってなって、そこから「ああ、この人は自己中な考え方しか出来ないんだな。終わろう。」とかなることもある。

何よりも「自分なりにこんなに好きでいるのに、この人には伝わらないんだな。」とか切ない思いをさせる原因にもなります。

また、もし相手が優しい人であったら、落ち度がないのに「自分が悪いからこの人は怒ってるんだな。」
などと自責させる結果にもなります。

結果、この場合だと二人とも不幸になってしまってる。勝手なネガティブ思考が原因で。

もちろん、恋人同士だから多少の不安を聞いてそれを否定されることで安心を得る事もありだとは思う。
しかしそれは相手に甘えていることには変わりないから、いつもそれを使って解決しようとするのはNG。

自分が相手のことが好きで信用できるなら、先ずは自分のネガティブな考え方を否定することから始めないといけない。

正直俺も、この記事を書いている今の今まで、この件では彼女に大きく甘えすぎて、負担もかけてきてしまってる。
でもこうやって冷静になって振り返ると、本当に以前思っていたネガティブ思考が馬鹿らしくて。
彼女に対して、そんなくだらないことで不安になってるのかと思わせていたことが本当に申し訳なくて。

今これを書いていて、こんなことをしたのにまだ現在付き合えてることは、
本当に彼女の懐の深さに感謝をするばかりです。本当にありがとう。

なんか最後話がズレまくったけど、あえてこのまま終わろう。


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コメント

“ネガティブ思考になっている時に注意すること” への4件のフィードバック

  1. Eiji

     ネガティブなときはあるよね~~。
     でも、そうなりすぎているときが、一番ミスをしやすかったりと、どうネガティブをコントロールするかを考えています。
     だけど、ネガティブは必要なもので、うまい適度加減さを持つくらいがいいな。

  2. 俺は逃げ方は必要だけど、ネガティブ思考は必要ないかなと考えてしまうなぁ。
    もちろん、別系列で謙虚とかそういう一歩引く技術は絶対に必要だけど。

  3. くだ

    くだらなくない。
    不安を下らないと逃げているから不安になる。全て対策打って確かめれば終わる。相手が逆ギレしたり、いつまでそんなこと言ってるの!って現実逃避を促してきたり、その出来事を越えて自分の納得いくよう振る舞ったらやっと光が見えてきた。

    悩んで「あげる」事すら下らなかったから、半端にしないで突き詰めてよかった。と。

  4. >>くださん

    なるほど。その様な場合も確かにありそうですよね。
    自分は逆で、最初から不安から逃げようとし続けて現実逃避してました。
    でもそれも、その様なステップを踏めていたのかもしれませんね。

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