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R-1ぐらんぷり2016の結果に納得がいかなかったが

   

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笑いって食とかと同じ「好み」の問題なので、個人的には一般の視聴者が得意げに持論を語ったり批評するのも興ざめする。

例えば食に関して「カレー、ハンバーグ、カツ丼のどれが好き?」という会話があるとしても、これは普通にそれぞれ好みを言い合って、ふーんで終わる。
「ハンバーグの閉じ込めた肉汁を味わう美味しさがわからないヤツはかわいそう」とか「カレーのスパイスの奥深さがわからないヤツは浅い」とか「カツ丼が好きっていうやつは幼稚でしょ」とか、そういう展開にはなかなかならない。

でも笑いは食とは違って印象的なもので流行もあるため、好みを語るにしても単純に上記の様にはならずに「この面白さが理解できるか」とか「新しさ」など様々な要素が複雑にからみ合って、評価基準となる。

そうなると個人的な好みを述べるだけでなくて、ファッションなどと似たニュアンスで「好みを評価する」という要素も出てくるんだけど、笑いに関していうとそのやり取りは突き詰めると「自分がいかにお笑いを理解しているか」のやり取りになるため、演者でもない一般の受け手がそれをするのが、個人的に好きではないんです。
(演者がそれを意識して少しでも面白いものを提供しようと熱くなっているのは大好きです)

お笑いとか音楽とかの好みをブランド化して、それと比べて他人の好みを評価するのが好きではない。
「○○が好きな自分はレベルが高い、☓☓が好きな人は理解が足りないのでレベルが低い」とかそういうの。
好みだからほっとけよ、って思うわけです。

ファッションは表に出る部分なので、多少そういう要素が入るのはしょうがないかなと思うけど、完全に頭の中で完結する好みは自由でいていいんじゃね?と思う。

で、笑いの好みや批評に関する記事を書くと、どれだけ気をつけても間接的に他人の好みを批判してしまう内容にもなるため、あまり書かなかった。

けど、今回のR-1ぐらんぷり2016の決勝戦と優勝者に「個人的に納得がいかないな~」と思っていたのを「なるほど!」と感心させられたので、少し記事にしてみたくなった。

記事内で批判的に見えてしまう内容もあるかもしれないけど、あくまで個人の好みという目で見てやってください。

以下、本題。

R-1というピン芸人のNo.1を決定するトーナメント。
存在は知っていたが、番組を見たことがなかったので、今年は番組予約して見ようとしていた。

でも偶然ながら途中からリアルタイムで見ることになった。
その時に映っていたのが

・小島よしお
・ハリウッドザコシショウ
・ゆりやんレトリィバァ

の3人が争っていて、面子とネタの内容的に予選的なことかと思ってたら決勝戦でびっくりした。
で、ハリウッドザコシショウが優勝。

正直、個人的に好きな要素である「独創性」と「新しさ」が決勝戦の中でなかったため、残念だった。
優勝者のモノマネのやり方が独創的ではあったので、そういう意味ではまだよかったんだけど、勢いだけというのが個人的に好みではないので、うーんと思ってた。

とはいえ、Dボタンの判定が概ね結果と比例していたので、ヤラセがないとしたら、この結果は相当なんだなぁとも思った。

自分はダウンタウン世代だけど、笑いの好みは長年あまり変わってないと思うので、自分のセンスが古くなってきたのかな、とかそんなことも感じながら。

で、翌日の今日まで、納得がいかないとか自分の感覚とかそういうのでもやもやしてたんだけど、ダウンタウンの松本のツイートをみた時に「なるほど」と気付かされた。

自分はネタという一方のみで見てたから納得ができなかったけど、確かにキャラクターという側面でみると優勝者は目立ってた様な気がする。
(でもこのツイートは、暗にネタは相当ではなかったと伝えたがっている気もする)

なるほどなぁと思った。

こうやって視聴者の理解を広げてくれるのは本当にありがたい。

今はマーケティングの結果を重視して未来を展開していく世の中だけど、こういうアーティスティックな側面を持つ職業の方は、どんどん新しいことを世の中に披露して、新しい価値観とか楽しみ方を提供してもらえると嬉しいなぁと期待しています。

だから個人的には、新しいことや独創的なネタを提供しようという姿勢の芸人とネタが好き。

なので、自分はサンシャイン池崎とZAZYを応援してました。
(ZAZYは予選落ちしてたけど・・・)

二人に共通してる点は「あまり大衆的な内容でないけど、自分が面白いと思う内容を少しでも他にはないスタイルで笑わせようとしている」部分だと思ってて、その姿勢が好きです。

もちろん、小島よしおとか他の一発屋の「直感的なわかりやすさ」と「毒素がなくて大衆的にどの場面でも使える」という要素をふまえながら視聴者にオオウケしているネタもすごいなぁと思いながら、その流行時にはどれも楽しんで見てます。
面白くて受け入れられるという側面でみると、過去に流行ったネタはどれも発想と構成が良く出来てて、すごいなぁと素直に感心するわけです。

それと比べると前述の二人のネタは大衆性が欠けるため受け入れられずらいかもだけど、どうにかテレビでもっと売れてもらえると嬉しいなぁと思う。

こうやって振り返ると、ごっつええ感じの内容が日曜の20時で放送できてたのが良い環境だったなぁと思う。
視てて、色々な新しい笑いの価値観とかをプレゼンしてもらってる様な感じがして、本当に楽しかった。
なんていうか、視聴者を育ててる感があった。

でも今は、あの番組の同じ内容は恐らく放送できないんだろうと思います。
それはBPOもあるけど、テレビ局も昔よりも儲けづらくなってて、ビジネスとして即効性のある数字を求めてて、冒険で一発を狙うよりもマーケティング的に確実に取れる数字を欲しがっているだろうから。

そういうのもあって、やっぱりテレビはどんどん保守的になっているのかなと感じます。

今はネットに押されてるという意見もあるけど、ネットのネタの種としてはテレビとか芸能の情報も多いため、結局はテレビも大切なメディアというのは変わってない。
で、商業規模的にテレビでしか出来ないことって沢山あると思うので、それを未だに期待してテレビを見てる自分もいます。

保守的にしてても視聴率が下がり続けてジリ貧なのはわかってるはずだから、もっと革新してほしいなぁ。

関連: サンシャイン池崎のおもしろいネタ動画10選 | hycko.blog

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